なぜ、アウトドアのスキルが防災に役立つのか?

精神的な安心感の確保

災害時にはライフライン(電気・水道・ガスなど)が止まることも想定されます。

そこで、ライフラインに頼らずとも「生命維持できるスキル=アウトドアスキル」を習得しておけば安心です。

アウトドアスキルがあれば精神的な安心感が生じ、万が一の際にパニックを起こさずに済みます。

アウトドアスキルの例

飲料水の確保

湧き水や河川の水を浄水する方法を学びます。

人間のからだの6割以上が水でできているのです。

飲料水の確保ができれば、生き残る可能性が格段に上がります。

火の確保

火を確保する様々な方法を学びます。

火は水の滅菌だけでなく、光源(明かり)や熱源(暖を取る)としても有用です。

簡易シェルター作り

簡単なシェルター(避難場所)を作る体験を行います。

身の回りにあるものをどう活用するかを実践的に学びます。

アウトドアは非認知能力の養成に最適

アウトドアなら、以下の非認知能力の向上が期待できます。


自己肯定感
⇒自分の力で火熾しするなどの成功体験が、「自分はできる」という感覚を育てます。

レジリエンス(困難を乗り越える力)
⇒天候の変化や想定外のトラブルに対応する経験を通して、失敗や困難にも折れない心を養うことができます。

主体性
⇒何を選択するか、どう動くかを自分で判断することによって、主体的に動く力が身に付きます。

協調性・社会性
⇒仲間との協力・役割分担が必須となります。相手の意見を聞く、助け合う力が自然と育ちます。

問題解決力・創造性
⇒限られた道具や資源で工夫して問題を解決する能力、柔軟な発想力を養うことができます。

集中力・観察力
⇒自然の中で五感をフル活用する経験を通して、集中力や観察力が育ちます。

感情のコントロー
⇒怒りや不安、緊張などを乗り越える経験が多く、感情との付き合い方を身に付けることができます。

アウトドアのスキルが防災教育に役立つ理由

衣服、防寒・保温、火起こし、水の確保、テント設営などアウトドアのスキルが災害時にそのまま役立ちます。


限られたリソースの中で「代用品や工夫による対応」、 「資源の節約」、「トラブル対処力」を磨くことができます。

アウトドアならレジャーという側面だけだでなく、「防災の核となるスキル」を身に付けることが可能です。

※実践する内容は時期や状況に応じて内容を調整します。