災害はいつ起こるか予想できません。
全ての国民が災害から自らの命を守るためには、防災知識や主体的な対策を行えるよう防災教育や意識啓発を行うことが重要になります。
事前の対策によって、災害によって起き得る被害の防⽌・軽減を図ることを最優先すべきです。
学校現場で行われてきた防災教育は講師(教師)が児童に一方的に講義を行う形式のものが一般的で、防災に関する知識を系統的に理解し、思考力、判断力を高めることによって適切な意志決定ができるようにすることを目的としています。
私たちは防災教育において児童が興味・関心を持つことが鍵で、興味・関心が主体性を持った活動につながり、その中での学びが真に身に付く(役立つ)知識になると考えています。
しかしながら教育現場では…
・避難訓練内容の形骸化
・学校では防災教育に⼗分な時間・⼈材を充てられない
・教員の防災教育に関する資質能⼒等により教育内容に差が⽣じてしまう
といった課題が生じています。
学生ですらこのような状況に身を置く中、一般の方々が防災を学ぶ機会はより少ないことは言うに及びません。
災害が頻発する今、全ての人に近い将来予測される災害を「自分事という意識づけすること」や「防災に関する知識の理解や意志決定を予習する機会」が求められています。
災害時に「自ら考えて行動できる人材の育成」を実現すべく、「一般社団法人 防災教育普及推進協会」を立ち上げました。
自然災害は止めることはできませんが、防災意識を高めることによって自分の命を守る力は確実にアップします。
私たちはすべての人が興味・関心を持てる「体験活動」の中で成功だけでなく失敗も経験することにより、「防災教育の普及」、「地域防災⼒の向上」、「防災意識の向上(減災・防災の備え)」を実現します。